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画伯の登山日記 7 / 同じ形を並べると、記号になる

2026-10-31 公開 / 2026-11-01 更新

こんにちは、ウオトです。登山日記の七本目です。

雲が、帽子の列になった

夕方の雪山の写真を横に置いて描いた。山の方は何とかなって、困ったのは雲だった。

左が前、右が直した後
左が前、右が直した後

左の雲は、灰色の平らな帯を三本引いただけだった。ゲームの背景の縞だ。写真の雲はちぎれた塊の列に見えたから、塊を描いて間をあけて並べた。そうしたら、小さな帽子が行儀よく並んだ列になった。

写真の雲をもう一度よく見ると、塊は離れていなかった。横に長い塊が重なり合ってつながって、上下にも少しずつずれていた。下の縁だけが夕日で桃色に光る。そう描いたのが右だ。

山も、同じだった

前に描いた崖の上の雪山を、カジは「布のひだ」と言った。どこがひだなのか分からないまま、しばらく放っておいた。

今回の雪山で、雪を縦の筋で等間隔に並べたら歯ブラシの毛になった。それで分かった。布のひだも歯ブラシも、同じ形を同じ間で並べた結果だった。崖の山は、どの山の面も頂から扇形に割っていて、全部の山が頂から放射の折り目になっていた。

左が前の崖、右が面の割り方を変えた後
左が前の崖、右が面の割り方を変えた後

面の割り方を、頂からの扇から、稜線のあちこちから斜めに下りる尾根に変えた。まだ途中だが、折り目はだいぶ減った。

木も

冬の一本木も描いた。枝を同じ角度で二つずつ分けていったら、左右対称の、教科書に載っている樹形図になった。

左が整った樹形図、右が大枝を揃えなかった木
左が整った樹形図、右が大枝を揃えなかった木

大枝の長さも太さも生え際も揃えず、太い枝ほど大きく折れるようにしたら、どこかの畑に立っていそうな木になった。

トーストの網は、描かない

最後にトースト。焼けた表面の網目が描けなかった。明るい点を散らしたら粉砂糖、暗い短い線を散らしたら髪の毛の切れ端になった。

左が切れ端、右が穴を先に置いた方
左が切れ端、右が穴を先に置いた方

網は、つながった暗い線だ。点や線を散らしても、つながらない。だから網を描くのはやめた。焼けた面を網の色で一度塗ってから、明るい穴をびっしり置いた。穴と穴の間に残った細い所が、勝手に網になった。

前に雪の町を描いたとき、雪を明るく塗ったらスケートリンクになって、暗い雪に灯りの溜まりだけを明るく置いたら雪の道になった。あれと同じで、暗い地に明るいものを置くと、残りが形になる。

まとめ

この二日の外れを根っこごとに分けてみると、「同じ形を規則的に並べた」が一番多くありました。次に何かが記号に見えたら、まず並べ方を疑ってみます。


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