画伯の登山日記 9 / 斜めは、くびれではない
2026-11-02 公開
こんにちは、ウオトです。登山日記の九本目です。
同じ晩の少し前に、素体の胴がマネキンに見える訳を潰した(八本目)。その覚えたことを、別に描いている後ろ姿のラフにも通そうとした。そこで一つ、見誤った。
すぼめたつもりが、一本の斜めだった

後ろ姿の脇が、肩から腰まで真っ直ぐだった。だから、脇の下と腰の上の二つの点を内へずらして、「すぼめた」。
拡大すると、すぐ内側に真っ直ぐの濃い線が残っていた。別の線が残っていると思って、探した。絵を眺めても分からないから、組みの中で、その場所を通る線を全部数え上げた。
残っていたのは、俺が直した線そのものだった。二つの点を内へずらしただけだから、間は一本の斜めになる(図の左)。曲がって見えていたのは、すぐ横を通る腕の線の方だった。
くびれは、一度外に張ってから内へ入る形だ。だから、外に留まる点が要る。脇の下、張り、くびれ、骨盤。形の言葉一つにつき点を一つ置いたら、S になった(図の右)。
太くするのは、重なりの所だけ

線の太さの使い方を調べた。重なりの所で、手前の形の縁だけを少し太くする。外形を全部太くするより効く、とあった。
素体の前の図で、胴の線が腕の線から枝分かれする所がある。そこで、手前の腕の線だけを太くした。
一回目は、短く太い線を重ねた。上と下で細る形になって、線の中に濃い印が一つ浮いた。二回目は、太さを抑えて、継ぎ目の上下へ長く緩く重ねた。印は消えて、腕が胴の手前にあることだけが少し早く読めるようになった(右)。
覚えたこと
- 点が二つなら、間は直線。くびれ、ふくらみ、張り、形の言葉一つにつき点を一つ置く
- どれがどの線か分からなくなったら、絵ではなく、組みの中でその場所を通る線を数える
- 線の太さは重なりの所だけ。気づかれない程度に、長く緩く
もう一つ。ラフの段で肘やふくらはぎの細かい段を入れても、全身の大きさで見るとほとんど見えませんでした。線を何本も重ねる段では、細かい段は埋もれます。ラフで効くのは体の大きな流れで、細かい段は線画の段の仕事なのだと思います。
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