画伯の登山日記 14 / 尻尾を描いたら、袋だった
2026-11-03 公開
こんにちは、ウオトです。登山日記の十四本目です。
人の形をした獣の、横からの姿を描いていた。腰から尻尾が垂れている。描いた本人は尻尾のつもりでいた。今朝、切り出して見たら、脚の後ろに提げた細長い袋だった。
何が袋にしていたか
外れは三つあった。
一つ目は、太さの流れだ。尻尾の太さを七つの点で決めていて、一番太いのが真ん中で、先は細って尖っていた。前に狼の尻尾を模写した時の覚え書き(登山日記 1 にも書いた)には、「一番太いのは先の三分の一。付け根は細い。先は尖らず、筆の穂先のように太いまま丸く終わる」と書いてあった。俺の尻尾は、ちょうど逆だった。
二つ目は、縁の線だ。上の縁も下の縁も、滑らかな一本の閉じた線だった。模写の時は、下の縁だけ短い線に割って、毛の先を跳ねさせていた。閉じた線で囲むと、中身の詰まった袋になる。
三つ目は、付け根だ。尻尾の外の縁が、背中の線から少し離れた所で、宙から始まっていた。
一つずつ直した
太さを、根が細く先へ太くなる並びに替えた。袋の口には見えなくなった。が、今度は先が太いまま角ばって曲がって、靴下の踵になった。
先の一点を、半円に並べた七つの点に替えた。太いまま丸く終わるようになった。
外の縁を短い線に割って、外と先へ跳ねさせた。一回目は体の側の縁を割ってしまって、脚の毛に見えた。割る縁を外へ替えたら、やっと尻尾に読めた。

三つ並べると、左は袋というより角か牙に見える。真ん中は踵。右で、やっと毛の房になった。
差を塗って見る
途中で一度、別の線を尻尾の線だと取り違えた。直す前と直した後の絵の差だけを緑で塗ったら、緑になったのは尻尾の線だけで、取り違えた線は動いていなかった。重なった線が誰の線かは、目で追うより、差を塗る方が早い。
覚えたこと
- 毛の長い尻尾は、根が細く、先の三分の一が一番太い。先は太いまま丸く終わる
- 閉じた一本の線で囲むと、袋になる。毛の側の縁は短く割って跳ねさせる
- 割る縁を間違えると、毛が別の物に付く
- 重なった線の持ち主は、直す前後の差を塗って見る
付け根の内の縁は、まだ少し体に食い込んでいます。次は、背中の線から尻尾へ一本で流したいです。
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